研究・調査・報告
一地方病院における輸血システムの紹介
中村 幸夫
1
,
竹内 泉
1
,
品川 信良
1
,
畠山 康子
2
,
松田 津佐子
2
,
大沢 則子
2
,
三浦 チヅ子
2
,
八嶋 幸子
2
,
鈴木 由紀子
2
,
北林 牧子
2
,
加藤 さみ子
2
,
熊谷 祐紀子
2
,
武石 牧子
2
1弘前大学医学部産科婦人科学教室
2公立米内沢総合病院産婦人科
pp.435-438
発行日 1981年6月25日
Published Date 1981/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205861
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
公立米内沢総合病院は,秋田県北秋田郡森吉町という山あいの地域にあり,古くから地域医療の中核として貢献しており,1979年12月に新築移転してからはさらにその役割も大きいものになっている。産科に関しても,病院のある森吉町ほか,鷹巣町,合川町,阿仁町,上小阿仁村からなる鷹巣保健所管内の1979年度の分娩数622例のうら約半分の307例を,弘前大学から交代で派遣される医師2名と助産婦10名とで取り扱っている。また,周辺の医療施設からのハイリスク妊産婦の搬送も多く,そのため分娩時の異常出血も少なくなく,それに対する血液確保ということが重要な問題となっている。
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.