研究・調査・報告
低出生体重児高ビリルビン血症の光線療法について
門脇 ミツ子
1
,
木村 一枝
2
,
荻野 淑郎
3,4
1埼玉県立厚生専門学院
2社保埼玉中央病院
3埼玉県衛生部
4前:埼玉県立厚生専門学
pp.704-713
発行日 1978年11月25日
Published Date 1978/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205459
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はじめに
光線療法は,低出生体重児高ビリルビン血症に対する治療法の1つとしてわが国でも1968年にとり入れられたが,以来臨床的有効性から現在では広く普及している。しかし光線療法施行にあったて,体温変動,水分バランスへの影響,不感蒸泄の増加,眼に対する影響,下痢,過敏,皮疹,Bronze Baby Syndromeなどについて未解明の部分がある。われわれは昭和51年1月から52年4月までに当院未熟児室で行なわれた光線療法例について,対照例と比較して若干の統計的観察を行なったので報告する。
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