特集 新生児黄疸
低出生体重児の高ビリルビン血症に対する光線療法看護の一考察
渡辺 幸子
1
,
村田 弘子
1
1都立母子保健院未熟児室
pp.30-33
発行日 1971年4月1日
Published Date 1971/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204102
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I.はじめに
低出生体重児の高ビリルビン血症の治療法として交換輸血,薬物療法があり,また最近は光線療法が脚光をあびるようになった。
1958年クレーマーが,ビリルビンが光によって分解されることに着目し,これを新生児黄疸に応用し,血中のビリルビン値が低下することを報告した。その後1968年ルーシーが詳細な臨床実験の成果を発表した1)。
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