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切迫流産の治療方針
藤田 長利
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1日赤長崎原爆病院産婦人科
pp.444-447
発行日 1974年9月25日
Published Date 1974/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204742
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1.はじめに
切迫流産の治療は,日常診療上の重要な問題であるが,その原因があまりにも多様にわたっているがために,極めて困難なことが多い。
原因が明瞭なもの,たとえば内子宮口閉鎖不全(頸管無力症)などは,外科的処置により治療可能ではあるが,母体側あるいは胎児側に起因すると思われる原因不明例は,早急に判断することが困難であるにもかかわらず,現実的にはその治療に対処しなければならない。
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