研究・調査・報告
妊娠中毒症の一例から
森 靖子
1
1熊本逓信病院産婦人科病棟
pp.448-450
発行日 1974年9月25日
Published Date 1974/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204743
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1.はじめに
妊娠の喜びをひめた妊婦が,定期検診で異常が認められると,症状に応じて治療が施される。妊娠のための中毒症が,母体の強敵として頻度も妊婦の約10%にみられ(加来産科学による),当院でも年間分娩中に1割の人が,晩期中毒症として入院治療を受け分娩している。
このことは母子保健の向上が叫ばれる今日,治療が適切でないと母児の生命に,後遺症にと大きな影響を及ぼすので,看護の立場から,どう対処すべきか,一例をふりかえり検討したので報告する。
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