特集 妊娠時の生理--その適応と異常
Ⅲ.適応異常とその周辺疾患
切迫流産
友田 豊
1
,
成田 収
1
Yutaka Tomoda
1
,
Osamu Narita
1
1名古屋大学医学部産婦人科教室
pp.1057-1060
発行日 1977年11月10日
Published Date 1977/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205736
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流早産は,全妊娠婦人の10%以上にみられるきわめて頻度の高い疾患であり,その約70%は,妊娠初期の2〜4カ月に起こる。
流産は,その進行程度によって治療を行なえば,妊娠を継続し得る切迫流産と,もはや,胎児(芽)が死亡し,いかなる治療によっても妊娠を継続し得ない流産(進行流産,不全流産,完全流産)に分けることができる。
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