研究・調査・報告
切迫流早産患者の安静への援助
桑原 フミ子
1
,
占部 ヒロ子
1
,
辻 テイ
1
,
山田 陽子
1
,
阿部 純子
1
,
福本 啓子
1
,
戸辺 秀子
1
1佐世保共済病院・婦人科病棟
pp.333-335
発行日 1974年7月25日
Published Date 1974/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204715
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1.はじめに
切迫流早産とは少量の子宮出血や軽い下腹部痛程度の症状を示し,治療によってはなお妊娠継続の可能性のあるものをいう。戦後の第2ベビーブームといわれる今日,分娩に比例するかのように切迫流早産での入院が昭和46,47年と増加し(図),安静の目的で入院しても看護の目標である安静への援助となる指標がなく,単なる安静指示のもとで看護にあたっていたが,医師と看護婦が一貫した治療と看護への対策の1つとして,安静度表を作製した。
昭和47年1月より実際に安静度表を使用して看護に当たってみたので,その結果を報告する。
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