研究・調査・報告
新生児黄疸についての調査
青山 ミヤ子
1
,
松田 ミヨ
1
,
成田 栄子
1
,
城 恭子
1
,
鷲塚 紀夫
1
,
後藤 史郎
1
1市立札幌病院産婦人科
pp.337-342
発行日 1974年7月25日
Published Date 1974/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204716
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1 はじめに
われわれが日常行なっている新生児管理の中での重要なもののひとつに新生児黄疸がある。しかし,毎日多数の新生児を習慣的に検査しているために,かえって新生児黄疸の意義を見失いがちなきらいもある。このような傾向をいましめるとともに,さらに認識を深めたいと考えこのテーマを選んだ。
そこでわれわれは,産科的にどのような因子や条件をもった新生児が高度の黄疸に移行してゆく傾向にあるのか,血液型不適合妊娠による新生児溶血性疾患症例,交換輸血児の遠隔予後などにつき,当院の症例を調査検討してみた。
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