特集 切迫早産—最近の治療とケア
切迫早産妊婦と安静
土屋 清志
1
1杏林大学医学部産婦人科
pp.582-586
発行日 1998年7月25日
Published Date 1998/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901971
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はじめに
切迫早産症状を訴える妊婦の治療にあたっては,切迫早産の病態の正しい把握,原因の検索を行なうことをまず心掛け,治療を計画する。安静療法は,療養生活を送る上での基本だが,切迫早産の病態の適切な評価,原因治療がされないまま対処療法に終始し,妊婦に治療による長期の拘束期間を強いることのないように注意しなければならない。常に胎児のwell-being(元気にしているのか)にも注意の目を向けておかなければならない。
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