Japanese
English
紹介
認知リハビリテーションアプリ「認知リハあらた」の開発
Development of the cognitive rehabilitation application “Ninchi Reha Arata”
池野 雅裕
1
,
種村 純
2
Masahiro Ikeno
1
,
Jun Tanemura
2
1川崎医療福祉大学リハビリテーション学部言語聴覚療法学科
2びわこリハビリテーション専門職大学リハビリテーション学部言語聴覚療法学科
1Department of Speech-Language Pathology and Audiology, Faculty of Rehabilitation, Kawasaki University of Medical Welfare
2Department of Speech-Language Pathology and Audiology, Faculty of Rehabilitation, Biwako Professional University of Rehabilitation
キーワード:
認知リハビリテーション
,
高次脳機能障害
,
社会復帰
Keyword:
認知リハビリテーション
,
高次脳機能障害
,
社会復帰
pp.523-528
発行日 2024年5月10日
Published Date 2024/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203116
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 認知リハビリテーションは,注意障害や記憶障害などの高次脳機能障害患者に対して実施される.これらのリハビリテーションは急性期から生活期のすべての期において提供されることが望ましいが,診療報酬や言語聴覚士をはじめとしたセラピストの配置などの問題が障壁となり,生活期の患者や介護・福祉施設などに入所している入所者に対して必要十分量の訓練が提供できていないことが多い.そこで筆者らは,注意障害,記憶障害,遂行機能障害,半側空間無視を改善させるため,タブレット端末を使用し患者自身がセルフで実施可能な認知リハビリテーションアプリケーションを考案,開発した.さらに,高次脳機能障害患者43名(男性28名,女性15名,平均年齢64.4±12.8歳)を対象に検証を行ったので,本アプリケーションの特徴,期待される効果,今後の展望について,若干の考察を加え紹介する.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.