Interview
涙液分泌のあらたなメカニズムを発見 ドライアイ新規治療薬の開発へ
塩田 清二
1
,
坪田 一男
2
1SHIODAライフサイエンス株式会社代表取締役 社長
2慶應義塾大学医学部眼科学教室 教授
pp.1-5
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.16.01_0001-0005
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坪田 本日は,大学発のベンチャー企業を立ち上げ,新規ドライアイ治療薬創薬を目指す塩田先生をお招きし,これまでの研究成果や臨床応用の可能性についてお伺いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。塩田 こちらこそ,よろしくお願いします。坪田 塩田先生はこれまで,下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(pituitary adenylate cyclase-activating polypeptide:PACAP)というペプチドが涙液分泌を促進することを明らかにされており,ドライアイの原因解明と創薬への展開が期待されているところです。そこでまずは,PACAPについての解説をお願いできますでしょうか。
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