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入門講座 リハビリテーション医療のエビデンス—作業療法・4
生活行為向上マネジメントの事例②—高次脳機能障害を呈した症例に対する社会復帰に向けた介入
Intervention for rehabilitation in a case of higher brain dysfunction
松森 和義
1
,
中村 春基
2
Kazuyoshi Matsumori
1
,
Haruki Nakamura
2
1メディカルコート八戸西病院リハビリテーション部
2一般社団法人日本作業療法士協会
1Department of Rehabilitation Medicine, Medical Court Hachinohe-Nishi Hospital
2Japanese Association of Occupational Therapists
キーワード:
高次脳機能障害
,
他職種連携
,
生活行為向上マネジメント
,
社会復帰
Keyword:
高次脳機能障害
,
他職種連携
,
生活行為向上マネジメント
,
社会復帰
pp.1199-1204
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201822
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はじめに
職務中の事故による脳挫傷により,高次脳機能障害(見当識,記憶,注意),軽度運動麻痺を呈した事例(以下,A氏)に対し,独居生活・復職を目標に回復期リハビリテーション病棟での介入を4か月実施した.多職種連携による介入,スマートフォンを用いた予定管理に基づく日常生活の実施経験の提供と,A氏,家族,職場上司との連携・役割分担を明確化した生活行為向上マネジメント(Management Tool for Daily Life Performance;MTDLP)を実施したところ,目標とした社会復帰が達成された1例を紹介する.
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