Japanese
English
特集 回復期リハビリテーション医療を推進するチームアプローチ
現状と課題
The current situation and challenges of Kaifukuki(convalescent)rehabilitation medicine
畠中 めぐみ
1
,
宮井 一郎
2
Megumi Hatakenaka
1
,
Ichiro Miyai
2
1社会医療法人大道会森之宮病院脳神経内科
2社会医療法人大道会森之宮病院神経リハビリテーション研究部
1Department of Neurology, Morinomiya Hospital
2Neurorehabilitation Research Institute, Morinomiya Hospital
キーワード:
回復期リハビリテーション
,
チーム医療
,
アウトカム評価
,
診療報酬
,
病院機能評価
Keyword:
回復期リハビリテーション
,
チーム医療
,
アウトカム評価
,
診療報酬
,
病院機能評価
pp.447-456
発行日 2024年5月10日
Published Date 2024/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203105
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はじめに
回復期リハビリテーション病棟の目的は,脳卒中や外傷,骨折などの急性疾患後に日常生活動作(activity of daily living:ADL)低下を来した患者に対して,充実したマンパワーと豊かな環境のもと,可及的速やかにリハビリテーションを集中的に提供することで,在宅復帰を促進し,介護を要する状態を軽減することである.同病棟に対して,医療の質の評価の3要素であるストラクチャー(構造),プロセス(過程),アウトカム(転帰)1)の充実を図るべく診療報酬改定が重ねられてきた.
近年の重症者受け入れニーズの高まりや患者中心医療の推進といった背景から,回復期リハビリテーション医療にはチームアプローチのブラッシュアップが不可欠である.本稿では回復期リハビリテーション病棟に関連する診療報酬の変遷やリハビリテーション病院に対する第三者評価にも触れながら,回復期リハビリテーション医療を推進するチームアプローチの実践について概説する.
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