Japanese
English
実践講座 病院機能評価 1
病院機能評価の現状と課題
Current state and issue of hospital accreditation service in Japan.
菅原 浩幸
1
Hiroyuki Sugawara
1
1財団法人日本医療機能評価機構審査部
1Jpan Council for Quanlity Health Care
キーワード:
病院機能評価
,
評価項目
,
サーベイヤー
,
認定証
Keyword:
病院機能評価
,
評価項目
,
サーベイヤー
,
認定証
pp.57-66
発行日 2004年1月10日
Published Date 2004/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100529
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はじめに
日本医療機能評価機構(以下,評価機構)が病院機能の第三者評価を開始して6年余りを経過した.事業開始当初は受審病院数が事業計画を下回っており,いかに受審数を増やすかが大きな課題であったが,最近では制度面でも病院機能評価で認定を受けていることによるメリットが明確化されたことなどを受け,非常に多くの申し込みを承っている状況となっている.一方で,初回認定率の顕著な低下,評価調査者(サーベイヤー)の増員によるスキルのばらつき,認定病院が医療事故を起こした場合の対応など,事業規模の拡大に伴って新たな課題への対応も迫られている.
本稿では,病院機能評価を取り巻く外部環境や内部環境の変化や,事業規模が拡大し社会的に一定の普及・定着を見せている状況を踏まえ,あらためて当該事業の意義や実施手順を確認するとともに,今後の課題を展望する.
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