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Sogo Rehabilitation Volume 51, Issue 10 （October 2023）

総合リハビリテーション 51巻10号（2023年10月発行）

Japanese English

調査

周術期消化器がん患者における身体機能とADLの変化 Changes in physical function and ADL in perioperative gastrointestinal cancer patients 皆田渉平 ¹ , 今岡信介 ¹ , 田中とも ¹ , 森田公隆 ¹ , 鈴木亘 ¹ , 早崎温貴 ¹ , 山本沙耶花 ¹ , 幸剛史 ¹ , 佐藤博 ² , 荒巻政憲 ² Shohei Minata ¹ , Shinsuke Imaoka ¹ , Tomo Tanaka ¹ , Kimitaka Morita ¹ , Wataru Suzuki ¹ , Masataka Hayasaki ¹ , Sayaka Yamamoto ¹ , Takeshi Yuki ¹ , Hiroshi Satoh ² , Masanori Aramaki ² ¹社会医療法人敬和会大分岡病院リハビリテーション部 ²社会医療法人敬和会大分岡病院消化器センター ¹Department of Rehabilitation, Oita Oka Hospital ²Department of Gastroenterology, Oita Oka Hospital キーワード：がん , 身体機能 , ADL Keyword: がん , 身体機能 , ADL pp.1109-1115

発行日 2023年10月10日 Published Date 2023/10/10

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202955

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参考文献 Reference

要旨　［目的］周術期消化器がん患者における身体機能と日常生活動作（activities of daily living：ADL）の変化について調査した．［対象および方法］2021年4月から2022年3月までの期間で当院の消化器病棟に入院し，リハビリテーション介入を実施した85例を対象とした．基本情報，診断名，基礎疾患，術中所見，薬物情報，術後合併症，生化学検査，身体機能〔握力検査，膝関節伸展筋力，片脚立位時間，6 Minute Walk Distance（6MD）〕，Functional Independence Measure（FIM）を電子カルテより後方視的に調査し，介入前後において比較検討した．［結果］介入前後の片脚立位時間，6MDの項目で有意に改善し，FIMは食事，整容，清拭，更衣，トイレ動作，排尿管理，排便管理，ベッド・椅子・車椅子移乗，トイレ移乗，歩行の項目で有意に改善した．［結語］周術期消化器がん患者に対するリハビリテーション介入において，身体機能，ADL機能ともに改善を認めた．