学会報告
第88回神奈川リハビリテーション研究会—2022年11月19日(土),於:川崎市総合研修センター研修室
長澤 充城子
1
1川崎市北部リハビリテーションセンター
pp.477-479
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202814
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1 川崎市中部在宅支援室 2021年度『在宅リハビリテーション事業』における入浴支援の特性
川崎市中部リハビリテーションセンター
池谷 充弘,他
2021年度の支援ケース89件中の入浴支援ケースのうち,2022年8月時点で支援が終了している37件について特性をまとめた.【対象者】平均年齢37.0歳.2〜19歳の1群と20歳以上の2群に分類.1群は13名,平均年齢9.7歳,原因疾患は先天性疾患・その他脳疾患など,日常生活動作(activities of daily living:ADL)(Barthel Index:BI)は平均3.8点,ニーズ発信は両親・訪問看護師,介入目標は介助量軽減が69%.2群は24名,平均年齢51.9歳,原因疾患は脳血管疾患等,ADL(BI)は平均76点,ニーズ発信は本人・家族,介入目標は安全性/安楽性向上が50%.【1群の介入結果】リフト設置プランは3件中導入1件.シャワーキャリーはプラン9件中7件導入.【2群の介入結果】浴槽内台のプラン6件中導入2件.シャワーチェアのプラン8件中導入5件.【考察】1群では介助量軽減を目標とするが,経済的側面から大規模改修には消極的.しかし,今後を見据えた情報提供やデモンストレーションが重要.2群では入浴動作をより安全安楽に行うための介入が多い.
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