学会報告
第57回神奈川リハビリテーション研究会―2004年9月11日(土),於:川崎市れいんぼう川崎機能訓練室
隆島 研吾
1
1れいんぼう川崎
pp.192-193
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100054
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1.腰椎手術後クリニカルパスにおける理学療法の役割
横浜市立大学病院リハビリテーション科
渡邉 沙織・水落 和也
横浜市立大学病院では2003年よりクリニカルパスを使用している.そのなかで腰椎疾患に着目し調査を行い,理学療法(PT)の役割について検討した.対象は2003年4月~2004年6月に腰椎疾患に対し手術を施行し,PTを行った47例で,平均年齢は49歳,入院期間,PT期間とも短い傾向であった.PT内容は,歩行に対するアプローチが中心であった.しかし,バリアンスの割合も多く,それに対しPTは個々の能力に応じたプログラムを進めていた.PTの役割は,パスを計画通りに進めるだけでなく,バリアンスを早期に発見し,個々の症例に対し適切な訓練プログラムを選択し実施することであると考えられた.
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