Japanese
English
特集 遠隔リハビリテーション治療・支援のさらなる展開
職業リハビリテーション
Vocational Rehabilitation
清野 絵
1
Kai Seino
1
1国立障害者リハビリテーションセンター
1National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities
キーワード:
就労支援
,
在宅訓練
,
在宅就労
,
テレワーク
,
支援機器
Keyword:
就労支援
,
在宅訓練
,
在宅就労
,
テレワーク
,
支援機器
pp.285-291
発行日 2023年3月10日
Published Date 2023/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202773
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はじめに
わが国の職業リハビリテーションすなわち障害者の就労支援では,従来から遠隔での支援として在宅での訓練や支援が行われてきた1).しかし,それは主に肢体不自由の人を対象にしており,実施する事業所が限定されていた.それが,2020年のコロナ禍を契機に変化し,障害種別に関係なく実施数が増加した2,3).また,企業では,障害のある従業員の在宅勤務(以下,テレワーク)が増加した4).このように,コロナ禍を背景に遠隔での職業リハビリテーションの対象が拡大し,数が増加している.
そこで本稿では,わが国における遠隔職業リハビリテーションの実践と,そこで使われているICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)や支援機器について紹介し概説する.なお,ここでいう遠隔職業リハビリテーションは,① 遠隔での訓練や支援,② テレワークを想定した就職前の訓練や支援,③ 就職後のテレワークの支援を想定している.
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