Japanese
English
調査
居宅介護支援専門員に対してのがん疾患終末期患者の訪問リハビリテーションについての認識調査
Investigation of care manager about visit rehabilitation of patients with terminal cancer
小暮 英輔
1
,
原 毅
2
,
大沼 剛
1
,
森山 隆
1
,
阿部 勉
1
,
鈴木 陽一
3
Eisuke Kogure
1
,
Tsuyoshi Hara
2
,
Takeshi Ohnuma
1
,
Takashi Moriyama
1
,
Tsutomu Abe
1
,
Yo-ichi Suzuki
3
1リハビリ推進センター株式会社
2国際医療福祉大学保健医療学部理学療法学科
3板橋区役所前診療所
1Rehabilitation Progress Center Inc.
2Department of Physical Therapy, School of Health Science, International University of Health and Welfare
3Itabashi-kuyakusyomae Sinryojo
キーワード:
居宅介護支援専門員
,
がん疾患終末期患者
,
多職種連携
Keyword:
居宅介護支援専門員
,
がん疾患終末期患者
,
多職種連携
pp.589-593
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202247
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要旨 【目的】居宅介護支援専門員(ケアマネジャー)に,がん疾患終末期患者の訪問でのリハビリテーションについて認識調査を行うことを目的とした.【対象】東京都A区の居宅介護支援事業所に在籍しているケアマネジャーを対象とした.【方法】無記名自記式質問紙調査法により,がん疾患終末期患者に対する訪問リハビリテーションのイメージや期待すること,訪問リハビリテーション導入での不安や障壁を調査した.【結果】180施設のうち71施設から145名分の回答を得た.訪問リハビリテーションに期待することとして回答者の半数以上が選択した項目は,リラクセーション,精神面の介入,疼痛や呼吸苦の軽減,家族指導であった.また,訪問リハビリテーションをケアプランに組み入れる際に不安や障壁があると78名(54%)が回答した.【結語】がん疾患終末期患者の訪問リハビリテーションの低い実施率を高めるためには,ケアマネジャーからの回答が多かった訪問リハビリテーションの期待内容に加え,導入効果の共有が重要であることが示唆された.
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