介護保険ここがおかしい
介護支援専門員の立場から
浅野 正嗣
1,2
,
森田 みほ子
1
1刈谷在宅介護支援センター
2(医)豊田会刈谷総合病院医療社会福祉部
pp.277
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109449
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地域中核病院併設の当在宅介護支援センターが居宅介護支援事業者をスタートさせて半年が経過した.介護支援専門員が行う月単位の一連の業務が定着し,利用者やその家族も,介護支援専門員を通したサービス利用の流れを理解し,活用しつつある.
多くの残業で切り抜けたが,居宅介護支援事業者の一連の業務が,介護保険施行3か月前の介護支援専門員補修研修で示されたのは遅い展開であった.介護支援専門員は,予約ミスのないように注意を払いながら,制度整備の遅れを利用者に影響させないように奔走した.利用者の療養生活を左右する介護保険はその性格上,中核となる居宅介護支援事業者の業務を現場へ周知して初めてスタートが可能であったと思う.
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