Japanese
English
特集 リハビリテーション医療における新人教育
新人教育・研修の実際—看護職員
Practical training programmes for nurses through mandatory internship initiatives as a matter of national policy
酒井 郁子
1
Ikuko Sakai
1
1千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター・医学部附属病院総合医療教育研修センター
1Graduate School of Nursing School of Nursing, Chiba University
キーワード:
新人看護師
,
新人看護職員研修事業
Keyword:
新人看護師
,
新人看護職員研修事業
pp.555-562
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202242
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
看護の質向上に向けた看護行政の動向と新人看護職員の位置づけ
看護職員は,保健師,助産師,看護師,准看護師の4つの職種を総合して示すときに使用する.この4職種併せて現在のところ約166万人が就業している.准看護師数は減少傾向であるが,看護職員全体では就業人数は増加している.就業場所としては60%が病院であり,訪問看護ステーションおよび介護施設での就業者数は増加傾向にある1).
経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development;OECD)加盟国で看護職員数を人口1,000人当たりで比較すると日本の看護師数は北欧,米国よりは少ないが,英国よりは多く,OECD加盟国平均よりも多い.看護師不足は解消されつつあるようにみえるが,病床100床あたりでみると,下から6番目であり,OECD加盟国の平均より少ない.つまり,日本の病床数が多いということがわかる2).
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.