連載 リハビリテーション関連職種のキャリアサポート・第6回
訪問リハビリテーションにおける実践
竹中 佐江子
1
Saeko Takenaka
1
1株式会社東京リハビリテーションサービス
キーワード:
訪問療法士
,
地域ニーズの多様化
,
実践から学ぶ
,
卒後教育
Keyword:
訪問療法士
,
地域ニーズの多様化
,
実践から学ぶ
,
卒後教育
pp.401-405
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202203
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わが国に介護保険制度が制定(2000年)されて以降,病院や施設で経験を積んできたリハビリテーション専門職による支援は,訪問リハビリテーションによる在宅へと拡がっていった.事実,制度上,リハビリテーション専門職による在宅支援が認められている訪問看護ステーションの数は,2018年の時点で10,884か所にまで増え,2008〜2018年の10年間で倍増している.同時に,地域の研修では,「多職種連携」,「活動・参加」というキーワードをよく耳にするようになった.
訪問リハビリテーションでは,さまざまな疾患,回復段階,年齢層からリハビリテーション専門職による支援が必要とされる.病院から在宅への早期移行の医療施策が推進される今,それまで経験したことのない疾患の利用者に遭遇することは珍しくはない.このように多様化している地域の訪問リハビリテーションへのニーズに,この20年の間,リハビリテーション専門職として事業者としてどのように現実の課題と向き合い,策を講じてきたであろうか.
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