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集中講座 評価法の使い方 シリーズ1 総論⑨・第10回
QOL
QOL
田島 明子
1
Akiko Tajima
1
1湘南医療大学保健医療学部リハビリテーション学科
キーワード:
QOL
,
評価法
,
使い方
Keyword:
QOL
,
評価法
,
使い方
pp.999-1004
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202062
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QOLは「quality of life」の略であり一般的に「生活の質」,「人生の質」などと理解されているが,日本のリハビリテーション医療で注目されるようになった大きな背景要因は時代的に捉えて何点かある.1点めは,1948年に世界保健機関(World Health Organization;WHO)がWHO憲章前文に示したQOL構造の基盤となる多要素・多次元的な健康定義である.
その後1998年には健康定義に「spirituality」を加えることの提案があったり,1995年にはWHOQOLとしてQOLの定義も示されたりしているが,2001年に発表された国際生活機能分類(International Classification of Functioning,Disability and Health;ICF)の「Functioning:生活機能」との概念的な整合性があり,QOLの多要素・多次元性が確定的なものとして普及したと考える.
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