連載 海外留学・国際交流のすすめ・第6回
ウラジオストク(ロシア)での臨床経験
小岩 幹
1
,
井出 渉
1
,
鎌田 一
1
Motoki Koiwa
1
,
Wataru Ide
1
,
Hajime Kamada
1
1社会医療法人北斗北斗病院
キーワード:
ロシア
,
ウラジオストク
,
海外での臨床
,
日本式リハビリテーション
Keyword:
ロシア
,
ウラジオストク
,
海外での臨床
,
日本式リハビリテーション
pp.589-593
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201974
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
われわれ,社会医療法人北斗(以下,当法人)は,法人関連事業として,2013年5月にロシア連邦沿海州ウラジオストク市(以下,現地)に「HOKUTO画像診断センター(以下,画像診断センター)」を開設した.受診者の中には,身体機能障害および生活機能障害を抱えている患者も少なくなく,わが国の「医学的リハビリテーション」および「リハビリテーション医療」(以下,これらを包含して「リハビリテーション」)に期待する声を幾度となく聞き相談を受けてきた.また,画像診断センターの医師,看護師などの医療スタッフも,現地のリハビリテーション医療は不十分であるとの認識をもっていたので,2014年に現地でのリハビリテーションの現状調査および事業性調査を開始し,2018年にウラジオストク北斗リハビリテーションセンター(以下,当センター)を開設した.
本稿では,開設から約1年半の臨床経験について述べる.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.