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入門講座 医療統計ことはじめ・3
介入研究のデザインとデータ解析
Designing and analyzing data from experimental(intervetional)research
新谷 歩
1
Ayumi Shintani
1
1大阪市立大学大学院医学研究科医療統計学講座
1Department of Medical Statistics, Faculty of Medicine, Graduate School of Medicine, Osaka City University
キーワード:
介入研究
,
無作為化比較試験
,
前後比較
,
クロスオーバー試験
,
クラスターRCT
,
要因試験
Keyword:
介入研究
,
無作為化比較試験
,
前後比較
,
クロスオーバー試験
,
クラスターRCT
,
要因試験
pp.557-562
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201968
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介入研究とは
今回は介入研究について解説します.観察研究か介入研究かの大きな違いは,治療法の効果を調べる研究を例にみると,「効果を調べようとしている治療」を行うか行わないか,またはどの程度行うかの決定に,研究者が関与しているかどうかという点です.
被験者の治療のために治療法が選ばれ,そして行われているのであれば,それは研究ではなく100%治療行為となります.治療行為の結果として集まったデータ(既存資料)を用いた研究なので,観察研究と分類されます.
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