Japanese
English
研究と報告
志摩市における地域リハビリテーション介入研究
Intervension study in community-based rehabilitation in Shima City.
白山 靖彦
1
,
園田 茂
2
,
永井 将太
2
,
坂本 利恵
2
,
櫻井 しのぶ
3
Yasuhiko Shirayama
1
,
Shigeru Sonoda
2
,
Shota Nagai
2
,
Rie Sakamoto
2
,
Sinobu Sakurai
3
1三重県身体障害者総合福祉センター
2藤田保健衛生大学七栗サナトリウム
3三重大学医学部看護学科
1Mie Prefectural Welfare Center for Physically Disabled
2Department of Rehabilitation Medicine, Fujita Health University Nanakuri Sanatorium
3Mie University, Faculty of Medicine, School of Nursing, Depertment of Community Nursing
キーワード:
地域リハビリテーション
,
介入研究
,
介護予防
,
介護負担
,
地域リハビリテーション広域支援センター
Keyword:
地域リハビリテーション
,
介入研究
,
介護予防
,
介護負担
,
地域リハビリテーション広域支援センター
pp.495-499
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100854
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要旨:介護福祉職への研修による介入により要介護高齢者の状態や家族の介護負担などがどのように変化するかを検討した.対象は,志摩市在住の要介護高齢者243名,方法は,介入群のケアマネジャーやホームヘルパーなどに対して,リハビリテーションに関する研修を1年間実施した.介入前後では,Functional Independence Mea-sure,Frenchay Activities Index,Zarit介護負担尺度日本語版(短縮版),日本脳卒中学会脳卒中スケール・うつスケールを用いて訪問調査を実施した.全データを取得した66名の統計的処理を行った結果,Zarit介護負担尺度日本語版(短縮版)の合計得点において,介入群7.5±7.9点→7.3±7.2(有意差なし),対照群7.7±7.0→10.0±8.5(有意差あり)であった.本研修は,在宅要介護高齢者における家族の介護負担の増大抑止に効果があったと考えられる.
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