Japanese
English
調査
心疾患入院患者の離職の実態調査
Survey for turnover of hospitalized patients with cardiac disease
西村 真人
1
,
松尾 善美
2
,
根来 政徳
3
,
箕岡 尚利
3
,
岡元 進一
4
,
田中 彰博
5
,
平林 伸治
6
Masato Nishimura
1
,
Yoshimi Matsuo
2
,
Masanori Negoro
3
,
Shori Minooka
3
,
Shinichi Okamoto
4
,
Akihiro Tanaka
5
,
Shinji Hirabayashi
6
1山口労災病院中央リハビリテーション部
2武庫川女子大学健康・スポーツ科学部
3大阪労災病院中央リハビリテーション部
4中国労災病院中央リハビリテーション部
5大阪労災病院循環器内科
6日本生命病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yamaguchi Rosai Hospital
2Department of Health and Sports Sciences, Mukogawa Women's University
3Department of Rehabilitation Medicine, Osaka Rosai Hospital
4Department of Rehabilitation Medicine, Chugoku Rosai Hospital
5Division of Cardiology, Osaka Rosai Hospital
6Department of Rehabilitation Medicine, Nippon Life Hospital
キーワード:
心疾患
,
離職
,
女性
,
心不全
Keyword:
心疾患
,
離職
,
女性
,
心不全
pp.691-696
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201697
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要旨 【背景】本邦における心疾患患者の復職調査は散見される程度であり,いまだ本邦における心疾患患者の離職の因子が明らかでない.【対象】対象は,大阪労災病院で2013年に循環器内科および心臓血管外科に入院した19〜60歳の心疾患患者249名であった.【方法】郵送によるアンケートで入院前の就労状況および退院後の復職状況とカルテより年齢,性別,疾患名,左室駆出率などを調査し,離職と復職の2群間で比較し検討した.【結果】治療目的の入院の就労者は93名であり,離職者は18名(19.4%)であった.離職と復職の2群間で有意差を認めたのは女性・年齢・疾患・職業・緊急入院・抑うつであった.【結語】心疾患患者の離職抑制には,心不全患者に対しては運動耐容能の維持・改善を目的とした長期的な心臓リハビリテーションが必要である.
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