Japanese
English
研究と報告
浮き趾に対する足趾把持機能向上インソールの介入効果
The intervention effects of insoles to improve the toe grip function for people with floating toes
村田 伸
1
,
安彦 鉄平
1
,
中野 英樹
1
,
阪本 昌志
1
,
松尾 大
2
,
川口 道生
2
,
須合 洋次
2
,
松井 宏彰
2
Shin Murata
1
,
Teppei Abiko
1
,
Hideki Nakano
1
,
Masashi Sakamoto
1
,
Dai Matsuo
2
,
Michio Kawaguchi
2
,
Youji Sugo
2
,
Hiroaki Matsui
2
1京都橘大学健康科学部
2アシックス商事株式会社
1Faculty of Health Science, Kyoto Tachibana University
2ASICS Trading Co., Ltd.
キーワード:
インソール
,
浮き趾
,
足趾把持機能
Keyword:
インソール
,
浮き趾
,
足趾把持機能
pp.169-174
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201226
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要旨 【目的・方法】本研究の目的は,浮き趾のある女子大学生12名を対象に,足趾把持機能を高めるインソールを装着した靴を1か月間履くことにより,彼女らの浮き趾が改善するか否かを検証することである.【結果】分析の結果,介入前に比べて介入後には,浮き趾本数が有意(p=0.002)に減少し,足趾の機能評価として実施した足趾把持力,足趾把持力体重比,足趾柔軟性の3項目とも有意(p<0.001)に向上した.また,それら有意差が認められた項目の効果量は,いずれも大きかった(Δ=0.92〜7.06).【結論】本研究では,特別なトレーニングを行うことなく浮き趾や足趾把持機能が改善したことから,容易に健康行動を継続しやすい足趾把持機能向上インソールの臨床応用の可能性が示された.
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