Japanese
English
報告
足趾把持力漸増に伴う足関節周囲筋の筋活動の変化
Change of lower limbs muscular activity during toe grip gradually for strength
佐藤 洋介
1
,
村田 伸
2
,
甲斐 義浩
2
,
相馬 正之
1
,
中江 秀幸
1
Yousuke Satou
1
1東北福祉大学健康科学部リハビリテーション学科
2京都橘大学健康科学部
キーワード:
足趾把持力
,
下腿筋活動
,
足関節安定性
Keyword:
足趾把持力
,
下腿筋活動
,
足関節安定性
pp.939-943
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106451
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要旨:[目的]本研究では,足趾把持力の発揮筋力を漸増した際の足関節周囲筋の筋活動の特徴を明らかにし,足趾把持力に果たす足関節周囲筋の役割を検討した.[対象と方法]健常成人女性20名を対象とした.平均年齢は21.5±1.0歳である.被験筋は利き足の前脛骨筋とヒラメ筋,腓腹筋内側頭とし,各被験筋の最大随意等尺性収縮を算出した.最大足趾把持力に対し,10%から100%まで随意的に足趾把持力を漸増させた際の各被験筋の筋活動を測定し,比較・検討した.[結果]前脛骨筋とヒラメ筋の積分筋電図(integrated electronmyogram:IEMG)は,最大足趾把持力の30%発揮時で有意な増加が認められ,腓腹筋内側頭のIEMGは,最大足趾把持力の40%発揮時から有意な増加が認められた.[結語]足趾把持動作では,足関節周囲筋が同時収縮して足関節安定化に寄与することが示唆された.
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