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特集 リハビリテーションにおけるICFの活用
地域の事例検討会におけるICFの活用
Using modified-ICF in case study meeting for person with brain injury
川邊 循
1
,
筒井 順
1
,
山内 聡
2
,
田中 節子
,
和田 敏子
1
Jun Kawanabe
1
,
Jun Tsutsui
1
,
Satoshi Yamanouchi
2
,
Setsuko Tanaka
,
Toshiko Wada
1
1社会福祉法人世田谷ボランティア協会ケアセンターふらっと
2社会福祉法人世田谷ボランティア協会「世田谷地域障害者相談支援センター」
1Social Welfare Corporation Setagaya volunteer Association Care-Center Flat
2Social Walfare Corporation Setagaya volunteer Association Setagaya Area Consultation and Support Center for Person with Disablility
キーワード:
ICF
,
国際生活機能分類
,
事例検討会
,
高次脳機能障害
Keyword:
ICF
,
国際生活機能分類
,
事例検討会
,
高次脳機能障害
pp.23-30
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201191
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はじめに
一般社団法人日本脳損傷者ケアリングコミュニティ学会(http://caring-jp.com/wp/)の研究委員会の1つに,「コミュニティにおける脳損傷者の回復プログラムと機能評価研究部会(以下,研究部会)がある.この研究部会では,退院後も長期的に変化する脳損傷者の生活の場は地域であるという視点に立ち,事例検討を中心としてそれぞれの地域のなかでどのような支援プログラムが脳損傷者の回復に向けて効果を生むのかを多職種で検討している.同時に,研究部会では障害当事者の障害状況や生活状況などの情報を共有しやすく,地域での支援方法を具体的に検討することができ,当事者とその家族にもわかりやすい事例検討シートの作成を行ってきた.
本稿では,「国際生活機能分類(International Classification of Functioning,disability and Health;ICF)」を研究部会が独自に改編した事例検討シートである「ICFを基に作成した事例検討シート(nearly-ICF;n-ICF)」について,その作成の経緯と実際の活用方法を紹介する.
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