Japanese
English
特集 療養型施設でのリハビリテーション
療養病床における維持期リハビリテーションの実践
Medical and care rehabilitation services in long-term care beds
嶋崎 眞治
1
,
飯田 達能
2
,
都丸 哲也
2
,
八木 朋代
1
Shinji Shimazaki
1
,
Tatsuyoshi Iida
2
,
Tetsuya Tomaru
2
,
Tomoyo Yagi
1
1永生病院リハビリテーション部
2永生病院診療部リハビリテーション科
1Medical Rehabilitation Department Eisei Hospital
2Medical Department, Eisei Hospital
キーワード:
療養
,
病床
,
脳血管リハビリテーション
,
維持期
Keyword:
療養
,
病床
,
脳血管リハビリテーション
,
維持期
pp.1117-1123
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201145
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はじめに
近年,脳梗塞においては超急性期治療が進歩し,重篤な後遺症が残らずに改善するケースも増えてきている.しかしながら,必ずしもスムーズな急性期治療がなされなかったり,脳の障害が広範囲で重篤な後遺症が残ってしまう場合も少なくない.また,医療設備なども高度化し,脳卒中後遺症の患者も高齢化が進んでいる.そのなかで,さまざまな合併症を併発し,障害像が複雑かつ重症化している症例も多い現状がある.このような症例は,老老介護の問題など介護基盤の弱体化も重なり在宅生活が難しく,長期にわたり入院加療を余儀なくされている.脳卒中という疾病は後遺症が残存するケースが多く,生涯にわたり,広義のリハビリテーションが欠かせない疾患の1つである.
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