Japanese
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特集 脳卒中維持期のリハビリテーション
脳卒中維持期の医学管理
Medical management of the clonic stroke.
清水 祥史
1
Akifumi Shimizu
1
1新天本病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Shin Amamoto Hospital
キーワード:
脳卒中
,
維持期
,
医学管理
Keyword:
脳卒中
,
維持期
,
医学管理
pp.1491-1495
発行日 2012年12月10日
Published Date 2012/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108841
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はじめに
脳卒中は日本人の死亡原因として,癌,心疾患についで第3位である1).また,脳卒中は寝たきりの原因疾患第1位であり,発症率が心筋梗塞の3~10倍である2,3).よって,日本の医療関係者が脳卒中の障害像,再発予防,合併症管理について知ることは重要である.
回復期リハビリテーションが終了すると,多くの場合に自宅や施設へ移り,「生活」をキーワードに,再発予防,合併症管理,ケアプラン,リハビリテーションが行われる4).しかし,失語症,高次脳機能障害など,重度障害患者では療養病棟などでの継続的リハビリテーションが必要となる例もある5,6).結果,在宅担当医のみならず,施設担当医,療養病棟担当医や,関係職員など,幅広い医師,スタッフに維持期脳卒中についての知識が要求される.
本稿では,維持期脳卒中の医学管理について,障害像,再発予防,合併症管理の3つに分けて考える.
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