Japanese
English
研究と報告
DPC医療機関Ⅱ群病院における理学療法士病棟専従の有用性
Effect that a physical therapist works full-time in a ward at a Diagnosis Procedure Combination medical institutionsⅡ group hospital
安田 耕平
1
,
松井 彩乃
1
Kouhei Yasuda
1
,
Ayano Matsui
1
1公立昭和病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Showa General Hospital
キーワード:
病棟専従理学療法士
,
ADL維持向上等体制加算
,
在院日数
Keyword:
病棟専従理学療法士
,
ADL維持向上等体制加算
,
在院日数
pp.1045-1052
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201124
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要旨 【目的】診断群分類(Diagnosis Procedure Combination;DPC)医療機関Ⅱ群病院での病棟専従理学療法士配置による,公立昭和病院版病棟専従日常生活動作(activities of daily living;ADL)維持向上プログラム導入前後の変化を明らかにすること.【対象と方法】2015年12月からADL維持向上等体制加算に準じて,消化器外科,泌尿器科,乳腺・内分泌外科,歯科口腔外科を主診療科とする混合病棟に病棟専従理学療法士1名の配置を開始した.専従群408例と対照群345例で後方視的に比較検討を行った.【結果】専従群で,在院日数短縮を認め,そのほかにもBarthel Index利得,疾患別リハビリテーションの実施率向上と開始までの日数短縮,在宅復帰率向上,転倒転落件数削減に有意差を認めた.【結論】DPC医療機関Ⅱ群病院において病棟専従理学療法士を配置することで,早期リハビリテーションを促し,廃用予防と退院支援の充実化を図り,在院日数短縮と在宅復帰率向上に効果を示した.
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