Japanese
English
特集 リハビリテーション・介護領域におけるICTの活用
コミュニケーションロボット
Communication Robot
濱 昌代
1
Masayo Hama
1
1石川県リハビリテーションセンター
1Ishikawa Prefectural Rehabilitation Center
キーワード:
コミュニケーションロボット
,
福祉用具
,
実用化
Keyword:
コミュニケーションロボット
,
福祉用具
,
実用化
pp.1057-1062
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200787
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はじめに
昨今,人と会話をしたり,体操をしたり,クイズを出したりする「コミュニケーションロボット」の開発が進められ,認知症対策や高齢者の運動促進に対する効果が期待されている.「コミュニケーションロボット」は,2003年に経済産業省によって開催された次世代ロボットビジョン懇談会の配布資料において,非産業用ロボットの生活分野項目の1つに分類されている1).
ロボットの定義や分類は容易でなく,新たなロボットが開発されるにつれて分類も変わってくることから,明確に線引きすることは難しい2)が,本稿では,「言語的のみならず非言語的なものも含むコミュニケーションを目的もしくは手段として用いるロボットの総称」(日本医療研究開発機構ホームページより引用)3)をコミュニケーションロボットと定義し,リハビリテーションや介護領域における活用の現状を紹介し,今後の課題と展望について考察する.
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