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特集 地域包括ケアシステムとリハビリテーション
地域包括ケアシステムにおけるリハビリテーション専門職の役割—日本理学療法士協会の取り組みの視点から
The role of PT, OT and ST in the integrated community care system—the viewpoint of JPTA approach
斉藤 秀之
1,2
Hideyuki Saito
1,2
1公益社団法人日本理学療法士協会
2医療法人筑波記念会リハビリテーション事業
2Rehabilitation Project, Tsukuba Memorial Organization
キーワード:
地域包括ケアシステム
,
リハビリテーション専門職
,
日本理学療法士協会
,
介護予防
,
地域ケア会議
Keyword:
地域包括ケアシステム
,
リハビリテーション専門職
,
日本理学療法士協会
,
介護予防
,
地域ケア会議
pp.817-823
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200349
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はじめに
公益社団法人日本理学療法士協会(Japan Physical Therapy Association;JPTA)では,地域包括ケアシステム構築に向けて,理学療法士が介護予防や地域ケア会議といった施策に参画していくことが重要と考え,2013年に「地域包括ケア対策本部」を設置し,主に都道府県理学療法士会(以下,士会)の組織開発と会員の人材育成に取り組んでいる.1年半が経過した現在,課題は山積してはいるが一定の成果は得た.また,先駆的事例も散見されつつある.本稿では,JPTAの取り組みに加え,「リハビリテーション専門職等の広域派遣調整」,「地域包括ケアシステムに向けた人材育成」などの先駆的な取り組みを紹介するとともに,こうした取り組みを通じてみえてきたリハビリテーション専門職への期待と課題について述べ,リハビリテーション専門職の役割について示唆することにする.
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