Japanese
English
症例報告
不全頸髄損傷患者に対する体重免荷トレッドミル歩行トレーニングの長期自宅訓練効果
Long-term effect of body weight supported treadmill training at home for a patient with incomplete spinal cord injury.
三宅 伸一
1
,
町田 幸繁
2
,
古味 和也
2
,
鍬田 幸輔
3
Shinichi Miyake
1
,
Yukishige Machida
2
,
Kazuya Komi
2
,
Kousuke Kuwada
3
1適研究所
2アップル訪問看護ステーション
3関西リハビリテーション病院
1Teki Laboratory
2Apple Visiting Nurse Station
3Kansai Rehabilitation Hospital
キーワード:
不全頸髄損傷
,
体重免荷トレッドミル歩行トレーニング
,
自宅訓練
Keyword:
不全頸髄損傷
,
体重免荷トレッドミル歩行トレーニング
,
自宅訓練
pp.561-564
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110531
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
緒 言
近年,脊髄損傷患者や脳卒中患者の歩行能力の回復のために,体重免荷トレッドミル歩行トレーニング(body weight supported treadmill training;BWSTT)が用いられてきており,その歩行能力回復効果は認められつつある1-5).しかし設備の設置が必要であること,療法士の負担が大きいなどの理由により,限られた医療機関での訓練にとどまっており,通院で訓練できる施設は限られ,在宅でのリハビリテーションには全く用いられておらず,長期継続して行うことは難しいのが現状である.
今回筆者らは,頸髄損傷患者を対象に,設備を自宅に設置し在宅でBWSTTを1年間継続する試みを行い,その結果と効果をまとめたので報告する.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.