集中講座 臨床研究倫理ことはじめ・第6回
介入研究(2):被験者数の設定と臨床試験登録
神山 圭介
1
1慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター
キーワード:
探索的研究
,
検証的研究
,
症例数設計
,
ICMJE
Keyword:
探索的研究
,
検証的研究
,
症例数設計
,
ICMJE
pp.567-569
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110534
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探索的研究と検証的研究
前回は介入研究の第1回として,その主な特徴,リスクとベネフィットの比較衡量,また医薬品の介入研究を例として,臨床試験の典型的な進め方について述べました.
医薬品以外について実施される介入研究(臨床試験)でも,多くの場合,初期段階では介入の実施可能性を含む安全性確認を主目的として実施され,これが確かめられたうえで,医療上の有効性の確認や,その最大化のためのさまざまな検討が行われます.こうした意図により実施される臨床研究を,一般に「探索的研究」と呼び,通常は比較的少数の施設および被験者で実施されます.
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