臨床経験
足部免荷を要する頸髄損傷患者に対しPTB免荷装具を長下肢装具として作製した1例
中島 勇二
1
,
菅原 英和
1輝生会在宅総合ケアセンター元浅草
キーワード:
交通事故
,
MRI
,
四肢麻痺
,
脊髄損傷
,
不全麻痺
,
荷重負荷
,
下肢装具
,
歩行訓練
,
頸髄
,
徒手筋力テスト
Keyword:
Weight-Bearing
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Quadriplegia
,
Paresis
,
Accidents, Traffic
,
Spinal Cord Injuries
,
Cervical Cord
pp.433-437
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2021193150
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49歳男性。バイク走行中にワゴン車と接触して中心性頸髄損傷、右距骨骨折、右踵骨骨折、右第5中足骨骨折、多発骨折を受傷した。前医で第11病日に右踵骨骨折に対する観血的整復固定術を受け、第34病日に当院の回復期リハビリテーション病棟へ転院となった。本症例は頸髄損傷後の不全四肢麻痺と右足部の多発骨折を合併し、受傷100日まで右足部の完全免荷~部分免荷でのリハビリテーションを余儀なくされた。そこで、PTB免荷装具を長下肢装具として作製した結果、受傷後69日目より麻痺肢への荷重と立位、歩行訓練を開始することができた。
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