集中講座 臨床研究倫理ことはじめ・第5回
介入研究(1)
神山 圭介
1
1慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター
キーワード:
リスク(不利益)
,
ベネフィット(利益)
,
比較衡量
Keyword:
リスク(不利益)
,
ベネフィット(利益)
,
比較衡量
pp.467-469
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110502
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介入研究とは
前回の観察研究に続き,今回から数回に分けて介入研究について述べます.
第1回で触れた通り,臨床研究における「介入」(intervention)の本来の意味は,対象となる研究協力者(被験者)が研究参加中に受ける医療その他のさまざまな外因性影響,すなわち「曝露」(exposure)を,研究者が管理するということです.研究の一部として何らかの介入を行うものが介入研究(interventional study)であり,介入を全く行わない研究,つまり曝露を研究者が一切左右しない研究が観察研究(observational study)です.
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