Japanese
English
特集 診療報酬・介護保険同時改定
介護老人保健施設の立場から
From the position of Geriatric Health Services Facilities.
吉野 高博
1
,
松田 秀之
1
,
木村 典子
1
,
岡本 隆嗣
2
Takahiro Yoshino
1
,
Hideyuki Matsuda
1
,
Noriko Kimura
1
,
Takatsugu Okamoto
2
1介護老人保健施設花の丘
2西広島リハビリテーション病院
1Hana-no-oka Geriatric Health Services Facility
2Nishi-hirosima Rehabilitation Hospital
キーワード:
老人保健施設
,
介護保険
,
介護報酬改定
Keyword:
老人保健施設
,
介護保険
,
介護報酬改定
pp.921-927
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110269
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はじめに
介護老人保健施設(以下,老健施設)が世界にも類をみない医療と介護の中間施設として誕生し四半世紀が経過した.老健施設本来の役割である在宅復帰支援(リハビリテーション)機能が全体として発揮できていないとの指摘があるなかで,2012年度の介護報酬改定においては大幅な改定となった.2025年の地域包括ケアシステムの実現に向け「在宅復帰」機能を強化し本来の役割に立ち返るべく基本サービス費が見直しされたほか,老健施設での「医療行為」に対しての評価,「ターミナルケア」の見直しなどが行われた.その概要について述べるとともに,改定から1年が経過し,今後を見据えた際の当施設を含めた老健施設の方向性,また,地域で果たしてゆくべき役割について考察する.
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