学会報告
第33回中国四国リハビリテーション医学研究会―2011年12月4日(日),於:岡山コンベンションセンター
石井 雅之
1
1川崎医科大学附属川崎病院リハビリテーション科
pp.85-89
発行日 2013年1月10日
Published Date 2013/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110002
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1.整形外科的痙性コントロール術が歩行時の大殿筋と中殿筋の筋活動に及ぼす影響―ウェーブレット解析を用いた検討
倉敷平成病院リハビリテーション部 戸田 晴貴
同リハビリテーション科 石井 祐子・池田 健二・他
本研究の目的は,痙性コントロール術が大殿筋と中殿筋の筋活動に及ぼす影響をウェーブレット解析により検討することであった.対象は65歳男性で,麻痺側下肢に対して痙性コントロール術を施行した.術前後の歩行中の筋活動を計測した.痙性コントロール術後の大殿筋と中殿筋の筋活動は,より高い周波数帯域でのパワーの向上を認めた.よって,痙性コントロール術は,大殿筋と中殿筋の質的筋活動を賦活させる可能性が示唆される.
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