学会報告
第37回中国四国リハビリテーション研究会—2013年12月8日 於岡山国際交流センター
赤澤 啓史
1
1旭川荘療育・医療センター
pp.1013-1017
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200007
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1.術前の歩行能力とD-dimer値の関係について
岡山大学病院総合リハビリテーション部
今田 潤・他
全人工股関節置換術(total hip arthroplasty:THA)を施行した60歳代,女性,34例を対象とした.術前Time Up & Go Test(TUG)値が20秒以上(O-20群),15秒以上20秒未満(15-20群),15秒未満(U-15群)の3群において,O-20群ではD-dimer値が10μg/mL以上である症例率は90%,15-20群では57%,U-15群では10%であった.術前TUG値が15秒以上では深部静脈血栓症(deep vein thrombosis;DVT)合併のリスクが上昇する可能性が示唆された.
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