Japanese
English
増大特集 新・リハビリテーション技術
疾患編
二分脊椎:排便障害への対応
Bowel management in the patient with spina bifida.
広部 誠一
1
Seiichi Hirobe
1
1都立清瀬小児病院外科
1Department of Pediatric Surgery, Tokyo Metropolitan Kiyose Children's Hospital
キーワード:
二分脊椎
,
排便管理
Keyword:
二分脊椎
,
排便管理
pp.1210-1214
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109927
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- サイト内被引用 Cited by
はじめに
二分脊椎症患者のQOL(quality of life)を良好に保つうえで排便管理は重要な問題である.小児期より問題を抱える本症では,排泄のトラブルが精神面の発達や社会生活に影響を与える.排泄の自立は,心理的・精神的自立,社会適応につながる.よって,良好なQOLを目指すためには,身体面での管理とともに,家族と医療関係者のチームによる精神的ケアを含めた総合的な管理が不可欠である.当院では外科医,泌尿器科医,看ET(enterostomal therapist)ナースを中心にしたチームで,創傷,ストーマ,排泄外来(WOC外来)を開設し,本症患者の排泄管理を行っている.今回は本院での排便管理の方針を概説する.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.