Japanese
English
◆短報
排便支援システム(間欠的洗腸セット)の開発
Development of an Evacuation Aid System (lntermittent Enema Set)
土嶋 政宏
1,2
,
宮崎 一興
1,2
Masahiro Tsuchijima
1,2
,
Kazuoki Miyazaki
1,2
1神奈川総合リハビリテーションセンター
2神奈川リハビリテーション病院
1The Kanagawa Rehabilitation Center
2The Kanagawa Rehabiiitation Hospital
キーワード:
脊髄損傷
,
二分脊椎
,
排便管理
,
排便障害用機器
Keyword:
脊髄損傷
,
二分脊椎
,
排便管理
,
排便障害用機器
pp.138-142
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要旨:排便障害を有する二分脊椎・脊髄損傷・脳血管障害・寝たきり重度障害者などを対象として,排便用介護システム(エバキュエーション・ケア・エイドシステム)3種類を,当リハビリテーションセンター泌尿器科と一般企業3社と共に排泄問題研究会を組織し協同開発・製作してきた.現在,その2種類の排便介護システムについては試作化し,二分脊椎児・者と脊髄損傷(頸髄損傷)者を中心に,外来および入院中の患者16名に対しモニターを含む実態調査を行ってきた.その結果,洗腸療法(洗腸セット)の適応が非常に良好な経過を示し,便失禁の消失・改善,薬剤等の使用を必要としなくなる,周期的排便状態が安定,排便時間の短縮など多くの利点が見出された.
Copyright © 1989, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.