Japanese
English
増大特集 新・リハビリテーション技術
総論―評価・診断・治療・他
マネジメント
リハビリテーション医療における費用対効果判定
Cost effectiveness of rehabilitation medicine.
渡邉 修
1
,
大橋 正洋
2
,
橋本 圭司
2
,
宮野 佐年
3
,
安保 雅博
3
,
米本 恭三
1
Shu Watanabe
1
,
Masahiro Ohashi
2
,
Keiji Hashimoto
2
,
Satoshi Miyano
3
,
Masahiro Abo
3
,
Kyozo Yonemoto
1
1東京都立保健科学大学理学療法学科
2神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション科
3東京慈恵会医科大学リハビリテーション科
1Tokyo Metropolitan University of Health Sciences
2Department of Rehabilitation Medicine, Kanagawa Rehabilitation Hospital
3Department of Rehabilitation Medicine, Jikei University School of Medicine
キーワード:
費用対効果
,
脳卒中
,
脳外傷
Keyword:
費用対効果
,
脳卒中
,
脳外傷
pp.1113-1118
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109913
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はじめに
近年,医療技術の高度化と人口の高齢化から,医療費の高騰が,日本のみならず世界的にも問題となっている.こうした背景のなかで,医療内容の透明化とEBM(Evidence-based medicine)に根ざした医療行為の妥当性を検討することが求められるようになった.この結果,疾病や障害に苦しむ人々への医療行為に関する経済的評価についての議論が積極的に行われるようになった.
本稿では,まず医療における費用対効果判定の問題を総括的に解説し,ついで,筆者らが行った脳卒中および脳外傷患者のリハビリテーション医療における費用対効果分析を紹介する.
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