Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション
「エイブル」―到達すべき一寸先のモデルを提示
二通 諭
1
1千歳市立北進中学校
pp.963
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109882
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「エイブル」(監督/小栗謙一)は,日本からアメリカに旅立った自閉症とダウン症の二人の青年とホーム・ステイ先のごく普通の夫婦を主な被写体としたドキュメンタリーである.
ドキュメンタリーといえば,なにか問題を告発するとか,人々の低い認識や無理解を糾弾するといった構えになるものだが,本作は告発や糾弾を排除し,市井の人々が実現可能なあるべき姿を提示することに徹する.加えて,時代の新しい動きを捕捉する.
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