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エイ刺傷の1例
山崎 咲保里
1
,
田村 政昭
1
1佐野厚生総合病院,皮膚科(主任:田村政昭部長)
キーワード:
エイ刺傷
,
淡水エイ
,
ペット
Keyword:
エイ刺傷
,
淡水エイ
,
ペット
pp.1472-1473
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000177
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現症 意識清明だが,激痛のため顔面苦悶様。体温37.6℃,血圧156/105mmHg,脈拍107回/分,経皮的動脈血酸素飽和度100%(室内気)。右手関節部橈側に約3mmと2mmの血痂を付す裂創がある。創周囲にはクルミ大の紫斑を伴い,さらにその周囲から手背にかけて発赤を認めた(図1‒a)。右前腕から手指にかけて激しいしびれと痛みがあった。受傷時に着用していたゴム手袋にはV 字形の刺し口が2 カ所あった(図1‒b)。
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