Japanese
English
◆原著
脳卒中片麻痺上肢機能回復の経時的変化
Relationship of Time after Onset of Stroke and Recovery of Arm and Hand Function
森山 早苗
1
,
森田 稲子
1
,
蔵本 文子
1
,
中村 隆一
1
,
山田 嘉明
1
Sanae Moriyam
1
,
Ineko Morita
1
,
Fumiko Kuramoto
1
,
Ryuichi Nakamura
1
,
Yoshiaki Yamada
1
1東北大学医学部附属リハビリテーション医学研究施設,鳴子分院
1Department of Rehabilitation, Institute of Rehabilitation Medicine, Narugo-Branch Hospital, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
片麻痺
,
上肢機能
,
機能回復
Keyword:
脳卒中
,
片麻痺
,
上肢機能
,
機能回復
pp.11-18
発行日 1990年2月15日
Published Date 1990/2/15
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- サイト内被引用 Cited by
要旨:発症6か月未満の脳卒中141例の上肢機能を脳卒中上肢機能検査を用いて12週以上にわたり,4週毎に評価した.機能的利得*)は発症初期に高く,その後次第に低下し6か月後にはわずかとなった.上肢機能スコア(MFS)の経時的変化を双曲線回帰により近似できたのは84例(60%)であり,回帰成立の主な決定因は初回MFS,および発症からの期間であった.回帰が成立する群は,しない群と比較して機能的利得が大であった.比較的早期に何らかの随意運動が起こる症例の上肢機能の経時的変化は双曲線近似によって予測可能である.
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