Japanese
English
講座 感覚系の機能評価
6.感覚系の臨床神経生理学的評価
Neurophysiological evaluation of sensory disturbance.
大田 哲生
1
,
木村 彰男
1
Tetsuo Ota
1
,
Akio Kimura
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Keio University School of Medicine
キーワード:
感覚障害
,
筋電図
,
SEP
Keyword:
感覚障害
,
筋電図
,
SEP
pp.1113-1118
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109640
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はじめに
診察時における感覚の評価方法は本連載の第1回に記されているが,これらの感覚検査は患者の主観的要素によるところが大きく,患者の協力を必要とする.リハビリテーション医療の範疇では,意識障害のある患者や失語症の患者,また高次脳機能障害により十分な協力を得られない患者に遭遇することは少なくはない.また,たとえ協力が得られる患者であったとしても,感覚障害の程度を客観的に評価することは困難である.
本稿では感覚障害を客観的に評価するための臨床神経生理学的検査につき解説を加える.視覚,聴覚などについては他稿に譲り,本稿では体性感覚の評価方法について述べる.
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