Japanese
English
実践講座 リハビリテーションに必要な統計学
4.分散分析
Analysis of Variance.
池田 正人
1
Masato Ikeda
1
1産業医科大学産業生態科学研究所産業保健経済学教室
1Department of Occupational Health Economics, Institute of Industrial Ecological Sciences, University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
偏差平方和
,
F test
,
対比
,
繰り返し測定
Keyword:
偏差平方和
,
F test
,
対比
,
繰り返し測定
pp.457-464
発行日 2000年5月10日
Published Date 2000/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109230
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はじめに
原因がカテゴリカルで結果が連続変数である場合の解析に使う方法として分散分析がある(図1の左上に示されている).分散分析は平均値を比較するための分析法と考えてよいであろう.しかし,平均を計算してデータの傾向を探るという伝統的な手法とは一味違った方法を使う.それは,データを説明するモデルを設定し,それを検定という方法で確認する方法と言うことができる.そして,平方和を分解するという新しい手法を学ぶ必要がある.この手法の概要が理解できたときは,統計学の理解が格段に進歩していることであろう.
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